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【コンセプトウェディング”とは?】私たちがこれまでプロデュースしてきたウェディングの「バックストーリー」や「想い」をここではご紹介していきたいと思います。
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- 2020.09.13
新郎新婦がゲストを祝福する結婚式“irodori”←特設サイトはコチラ
まず、The ARCADIA Inc.が手掛ける福岡・天神の式場QUANTIC(クアンティック)で私たちがプロデュースした結婚式を一つ、ご紹介しましょう。
2019年9月1日、新郎・ゆうたさんと新婦・なおみさんの結婚式は、まだ天神の町に夏の日差しがきらめく季節に執り行われました。
なおみさんには式を挙げるにあたって明確な想いがありました。それは、今までお二人がそれぞれの人生を歩んでこられたのは周囲の人々のおかげだということ。
振り返ってみれば、ご家族はもちろん、学生時代のご友人、職場の先輩や後輩など皆さんの支えがあってこの豊かな日々に繋がっていると、なおみさんは改めて心から感じられたのでした。晴れてお二人が結ばれる日にこれまでお世話になった感謝を伝えたい、そして大切な人々の人生こそ豊かで輝かしいものであってほしいと願う気持ちが生まれたそうです。
そこで、熟考の末に生まれたのが、“irodori”というコンセプトでした。
実は、これからお二人が一緒に名乗る名字は「金色(かないろ)」。この名にかけて、ゲストを色とりどりに染めることで、感謝と祝福の気持ちを表現したいと考えたのです。
真夏の香椎浜でまっ白のTシャツをキャンパスに、赤、青、緑、黄色といったペンキをみんなで塗り合いっこ(スタッフも参加!)。海まで響く笑い声で空間までもがポップに彩られて、まるで学生時代に戻ったかのようにキラキラとした時間を過ごして頂けたようです。
本来は披露宴で最も華やかであるはずの新婦のドレス。なおみさんが選んだのは、白のウェディングドレスとブラウンのカクテルドレスでした。
そして、テーブルを飾る装花はグレーにグリーン。決して派手とは言えない色たちを使ったのは、やっぱりゲストにこそ会場を彩る華となってほしかったから。
ブラウンのカクテルドレスと色鮮やかなゲスト
まずはゲスト一人一人への想いを込めた招待状をデザイン。シンプルな白い封筒に一通、一通異なる色を手描きでスッと一筋のせました。それは、お二人が宛名にあるゲストをイメージしたカラー。この試みは大成功でした。「こんなイメージだったんだと、もらったときは嬉しかった」「式に行く前からワクワクした」というお声を頂けたとか。
また、たくさんのゲストを呼んだために、式ではすべての人に直接感謝を伝える時間を作れないかもしれないと考えたなおみさんは、オープニングムービーの撮影会にご友人を招待しました。
“結婚式の持つ力”を発揮できる式を創る
「そもそもコンセプトって何?」と思われる方もいるかもしれません。
最近、ウェディング業界で流行している“コンセプトウェディング”。お二人らしいテーマやコンセプトを決めてつくり上げるオリジナリティのある結婚式のことです。でも、実のところ、私たちもまだその実体を捉えきれないでいるかもしれません。
確かに、ちょっと変わった目新しい趣向はインスタ映えもするし、多くのゲストに喜んでもらえるでしょう。だけど、私たちは流行しているからこれをやるわけではないのです。
コンセプトに沿って、新郎新婦と一緒につくり上げていくという点は一緒です。でも、The ARCADIA Inc.はただ結婚式をつくるのではなく、“結婚式の持つ力”を大切にしたいと考えています。
結婚式で新郎新婦が得るものは計り知れません。
お二人はたくさんの“気付き”を得て、大きく成長します。普段は照れくさくて言えなかったことを相手に伝えることでさらに成長します。また、伝えられた人々も成長するのです。そこから始まる次の人生のステージはどんなに素敵で豊かなものになるでしょう。
お二人が表現したいことを形にするために、私たちは“コンセプトウェディング”を行っています。言わば、結婚式の本分を全うするための手段の一つというわけです。
私たちも手探りではありますが、今できることを皆さんと一緒に考えるべく、これからスタッフ一人一人の想いをこのnoteでお伝えしていきたいと思っています。
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